「まじめに働いているのにお金が貯まらない、増えない」「お金の不安がいつも頭をよぎる」「お金を気にせずに、やりたいことをやりたい!買いたい!」
このようなことを誰もが考えています。しかし、なかなか貯まらないし、増えないのがお金です。終身雇用の崩壊や非正規雇用問題、年金問題など日本人は多くの問題を抱えています。
そこで、本日は、お金を貯め、さらには増やすためのコツをご紹介していきます。
【目次】
1 お金が貯まらない理由
1−1 日本人はお金の教育を受けない
1−2 目先の快感に負ける
1−3 レシートを捨ててしまう
2 お金を貯める節約のコツ
2−1 コンビニに行く回数を減らす
2−2 給料は全額を一気に引き出す
2−3 2次会には行かない
3 お金を増やす人の黄金の方程式
3−1 1つのカゴに卵を盛らない
3−2 資産形成の「黄金の方程式」
3−3 資産を2倍にする72の法則
1 お金が貯まらない理由
1−1 日本人はお金の教育を受けない
毎月お金が残らない、足りない。収入が下がってしまうのではないか。今の生活水準をキープすることができるだろうか。将来のお金が足りなくなるのではないか。子供にきちんとした教育を受けさせるだけのお金がない。経済力がないからいパートナーに恵まれない。ローンが家計を圧迫している……。
お金に対する恐怖はつきることがありません。しかし、私たち日本人は、お金の恐怖を消す方法を教えられないから仕方がありません。
「お金=悪」と親や教師に洗脳され大人になるので、お金の恐怖を常に感じながら生きていかなければならないのです。お金のことをよくわからずにおとなになってしまうことが原因です。
お金があればやりたいことだけやればいいですし、不幸を避ける事ができます。まずは、お金への悪いイメージを捨て去りましょう。
1−2 目先の快感に負ける
人間は目先の快感にお金を使ってしまいます。ショッピング、お酒、ギャンブル……など、無駄づかいをしてしまうのが人間です。
この点を忘れないことが大切です。つい、今の欲求を追い求めてしまいがちですが、お金を貯め、増やし、お金の不安を消すためには、将来に快感を得ることに集中しなければなりません。
目先の快感にお金を使うより、将来の安心のためにお金を貯め、増やすことを肝に銘じましょう。
1−3 レシートを捨ててしまう
まずは、お金を増やすために、お金を貯めることが大事です。投資のためには、最低でも30万円程度のお金を準備する必要があります。
まずは、無駄づかいをやめて、節約することです。そして、その後に投資を考えましょう。
お金が貯まらない人は、まずはレシートを捨てない習慣をつけましょう。自分が何にお金をつかったのかわからない状態では、何が無駄づかいで、何が必要な出費なのかわからないので、節約のしようがありません。
とにかく、レシートを捨てずに、自分が何にお金を使っているのかを把握することが、お金を貯める秘訣なのです。
2 お金を貯める節約のコツ
2−1 コンビニに寄る回数を減らす
日常の細かいムダは積み重なって、大きな出費となります。多くの人が、仕事帰りにコンビニに寄ることが習慣となっています。
弁当を1つだけ買うつもりでも、コンビニに寄ってしまえば、それだけでは済まなくなります。雑誌、お菓子、ビール……など、誘惑に負けてあっという間に予想外の出費をしてしまうのが人間です。
2−2 給料は全額を一気に引き出す
「給料がいつの間にかなくなっていた……」このような経験は誰もがしたことがあるでしょう。節約しようと思っても、お金が入れば、よく考えずにつかってしまうのはしかたのないことです。
これを防ぐには、前もって「予算取り」をするしかありません。つまり、毎月「何にいくら必要か」を予測して、お金を用途ごとに事前に取り分けておくのです。
給料が振り込まれたら、まずはすべて引き出して、「食費」「交際費」……など、用途別に分けて、用途を書いた封筒に入れて分類しましょう。
2−3 2次会には行かない
お酒をきっぱりやめることは難しいでしょう。大人になれば、付き合いというものがあります。ここをあまり制限しすぎても、ストレスがたまってしまうので、苦痛を感じながら節約をすることになります。これでは、節約は上手くいきません。
そこで、「お酒の場に参加しない」と決めつけるのではなく、「2次会には参加しない」と決めましょう。1次会だけでも飲み会の楽しみは十分味わえます。むしろ、「限られた時間を充実させよう」という気持ちになり、楽しむことができます。
ここまで節約についてお話してきましたが、次から、「お金を増やすための考え方」をご紹介していきます。
3 お金を増やす人の黄金の方程式
3−1 1つのカゴに卵を盛らない
1つのカゴに卵を盛ったら、万が一そのカゴを落とした時に全部割れてしまいます。いくつかのカゴに分けておけば、カゴを落としたとしても被害を最小限にすることができます。
つまり、投資をする時は、「万が一の場合に備えて、リスクを分散しておきなさい」ということです。「当たり前じゃないか!」と言われそうですが、これができない人は多いのです。
投資の世界では、「勝つ投資」ではなく、「負けない投資」をしよう、とよく言われます。分散投資をするということは、負けない投資をしないための大前提だと言えるのです。
3−2 資産形成の「黄金の方程式」
資産形成には、方程式があります。
資産形成 = (収入 – 支出) + (資産 × 運用利回り)
資産をつくるためには、月の収入から支出を差し引き、残ったお金を運用に回すことになります。その時に、収入から支出を引いた額と、運用の利回りが高ければ高いほど、資産は大きく生み出されていくということです。
つまり、「収入を増やす」「支出を減らす」「運用利回りを上げる」この3つのポイントを押さえることが大事だということです。
3−3 資産を2倍にする「72の法則」
お金を増やすために知っておいて損しない法則があります。それが、「資産を2倍にする72の法則」です。
72 ÷ 金利(%) = お金が2倍になるまでの年数
72を金利で割れば、お金が2倍になるまでの年数が計算できるという法則です。
たとえば、100万円の資産を持っているとして、10年で資産を2倍にしたいのなら、【72 ÷ 10年 =7.2】となり、7.2%の金利で運用すればいいということです。(7.2%の金利で運用することは、なかなか難しいでしょうが、目的を達成するための指標として考えてみることは大事です。)
この法則は、「市場は緩やかに上昇する」という原理に基づいてつくられている、昔からあるお金の法則です。
この法則を知っておけば、もし、あなたの資産が一時的に目減りした時なども、混乱せず、クールに対処できます。
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【参考文献 『お金の不安が消えるノート』(田口智隆・著)】