頭の回転を早くする方法と脳のコンディションを上げる3つのコツ

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会社のエース、仕事で結果を出す人、飛び抜けた成績を残す人には共通点があります。それは「頭の回転が早い」ということです。
「あいつの頭はどうなってるんだろう…」と言いたくなるような友人、会社の同僚、上司などきっとまわりにいるはずです。

頭の回転は先天的なものだけでは決まりません。どういった生活、習慣、トレーニングをしているかによっても大きく変わってくるのです。ここでは、脳科学的、またトッププロダクトマネージャーなどが推薦する頭の回転数を上げ、頭の効率を最大化する方法をご紹介していきます。

1 頭の回転数とはなにか?
2 頭の回転数を上げるステップ
2-1 これまでのタスク時間の半分で終わらせてみる
2-2 早口で話す
2−3 思考のパターンを持っている
3 頭を良くする人の3つの習慣
3-1 リラックス状態をつくる
3-2 脳トレで付加をかける
3-3 他者もしくは自分と対話をする

 

1 頭の回転数とはなにか?

「頭の回転が早い」「頭がキレる」など、さまざまな形で表現されることが有ります。その実態はどういうことでしょう。頭の回転とは、「知識や思考を運用する性能の高さ」といえるでしょう。頭の回転はコンピュータに例えられます。コンピュータでいうところの、CPUだと考えるとわかりやすいでしょう。
CPU性能は、一定時間にできる情報処理数と一つの処理に動作(動作周波数)に対して、処理作業開始から終了までの時間の周期(クロックサイクル)で決まります。
たとえば、1秒間のクロックが1000個あれば1kHzとなります。

ある脳科学者はこう言っています。

 脳にもクロックサイクルがある。CUPには物理的制限があるが、脳は物理的制限が基本的にはなく、いくらでも回転数を上げることができる

脳におけるクロックサイクルとは、一つのタスクを処理するのにかかる時間(スピード)のことを指しています。「情報を処理するスピードが上がっている状態=頭の回転が早くなっている状態」と言えます。

それでは頭の回転を早くするための方法を見ていきましょう。

2 頭の回転を早くする方法とステップ

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2-1 これまでのタスク時間の半分で終わらせてみる。

先に上げた脳科学者は、単純にこれまで1つのタスクにかかっていた時間よりも早くしていくことをすすめています。
脳のクロックサイクルは、環境によって決まります。
その環境に最適化したスピードに脳が合わせてしまうのです。つまり、脳のクロックサイクルは環境によって、早くなったり、遅くなったりするのです。
この考えで言えば、少しずつスピードを上げていくことでの、脳がそれに慣れ、情報を処理スピードを少しずつ早くする事ができます。
・これまで1時間かかっていた仕事は、40分で終わらせる
・企画書作成に30分かかっていたら、20分で終わらせる
など、タスクを処理するスピードを上げていくことで、そのスピードが当たり前になるようにするのです。

2−2 早口で話す

頭の回転が早い人というのは、早口の人が多いと言われています。
明石家さんま、島田紳助という話すプロだけでなく、有名な経営者の人の多くが、人と話す時のスピードが早いです。早口の人は、思考の速度も早く、思考の筋道をシミュレーションしているので、早口で話しながらも論理だったわかりやすい話ができるのが特徴です。この早くであるかどうかも、先にあげたクロックサイクルと関係しています。クロックサイクルは「慣れ」によって決まると言います。意識して早口に自分を追い込んでいくことで、どんどんこれまでの思考速度だとおいつかなくなります。よって、自然とどんどん思考の速度、頭の回転速度が上がってきます。

2−3 思考のパターンを持っている

頭の回転が早い人というのは、思考をシンプルに整理します。

事実 → 分析 → 答え

この分析のところで、自分なりのパターンを身につけています。たとえば、「なぜか新商品を出したら、既存商品の売上げが下がった」という事実が出てきた時に、その分析パターンが自分の頭のなかにストックされていて、何が原因で、どうすればいいのか、誰に何をどう指示してあげればいいのか、がすっと出てくるのです。

これは経験によるものも多いですが、読書や普段から問題意識を持って仕事をしているかどうかで、この思考パターンの構築はできてきます。

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3 頭を良くする人の3つの習慣

最後に、ここまで紹介したパターンとは違う、「頭が快適に動く状態」を作る方法をご紹介します。どれだけ良いスペックの脳を持っていたとしても、そのメンテナンスをしていなければ、機能は鈍ってしまいます。頭のコンディションを整え、最高の状態にしておきましょう。

3-1リラックス状態をつくる

1つ目はリラックス状態を作ることです。これは頭をしっかり休めておくという意味と、活動するときにリラックス状態をつくる、という両方の意味があります。
頭の使い過ぎというのは、かなり疲れます。集中力は一般的に90分しか持続できないと言われます。ずっと使いっぱなしというのは、超人でもない限り不可能です。勉強や仕事をしている場合、できれば60分か90分ごとに休憩をするなどしましょう。
また、活動時のリラックスについても、知っておきましょう。

筋肉などでも「パワーを発揮できるのはリラックスしている状態」といわれますが、これは脳も同じです。人前で話す、プレゼンテーションをする、集中して仕事をする、細かい作業をする、など、一番力が発揮できるのは、心身ともにリラックス状態で有る必要があります。ですから、アウェー(取引先の職場、居心地の悪い空間)で仕事するよりホーム(自分が普段から仕事している場所、居心地のいい空間)で仕事をしたほうが本来のパフォーマンスを発揮できるのです。
頭をいかにリラックスさせながら、仕事ができるかを考えましょう。

3-2脳トレで付加をかける

脳本来の力を発揮させるためにも、頭の回転を早くするためにも、弛緩した状態になっていては、強化されません。先に上げたトレーニング方法もそうですが、ある程度の負荷をかけていく必要があります。

  • タスク処理の時間を少しずつ短くする
  • 早口にする
  • 思考パターンをつくる

というモノ以外にも、脳トレを実践していくのも効果的です。頭のトレーニングはある程度やっておくことで、思考のレスポンスは早くなってきます。脳トレはなんでもいいですが、楽しみながらできるゲームがオススメです。

3-3他者もしくは自分と対話をする

頭の回転が早い人は、早口で話す傾向にあります。でも無口で頭の回転が早い人も多いです。むしろそちらほうが多いかもしれません。これは他者でなく、自分一人で対話している人が多いからです。
自分との対話、もしくは思考をめぐらし言語化しながら、物事を把握している人に多いようです。
どちらにせよ、人と早口で話すトレーニングをするか、自分の心の中で早口で話しているかの違いしかありません。大切なのは、ある程度のスピードで言語化して理解していくことです。
これらを続けていくことで、すぐに頭の回転は上がっていくはずです。楽しみながらやってみて下さい。

【参考文献】『「クロックサイクル」の速め方』(苫米地英人・著)

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